今日の弘道館   平成21年 弘道館の梅が咲き始めています     2009年1月25日(日

早咲きの梅と共に、弘道館のろう梅が咲いています。
弘道館は、2月20日から3月末まで開催される「水戸の梅まつり」の第2会場にもなっています。

水戸藩第9代藩主徳川斉昭公(とくがわなりあき)は、偕楽園の開園に先立ち、1841年(天保12年)に水戸藩の藩校「弘道館」を創建しました。弘道館が卒業のない厳しい文武修行の場であるのに対し、偕楽園は仕事や修行の合間に休息し、心身保養の場として設けたものでした。人が正しく生きる上に大切な「緊張感とリラックス」、斉昭公はこのことを、「一張一弛(いっちょういっし)」「一馳一息(いっちいっそく)」の言葉に用いて説いています。緊張感漂う「弘道館」とリラックスムードの「偕楽園」。対になっている両施設を訪れてこそ水戸藩を見たと言えるのかも知れません。

弘道館の梅の開花はまだ少ないものの、塀や建造物を背景に香る梅は偕楽園とはまた異なる美しさがあります。
弘道館の梅と偕楽園の梅、それぞれの梅を楽しみたいものです。

2008.3.1の弘道館  2008.3.18の弘道館  2008.4.3の弘道館 



弘道館の梅 1
正門近くの八重寒紅

(2009.1.25 撮影)

弘道館の梅 2
正門近くの白梅
(2009.1.25 撮影)

ろう梅
芳香を放っています
(2009.1.25 撮影)

弘道館のろう梅
大きなコブの老木です
(2009.1.25 撮影)

弘道館の梅 3

(2009.1.25 撮影)

弘道館の梅 4

(2009.1.25 撮影)

弘道館の梅 5
八重寒紅の開花は早い
(2009.1.25 撮影)

弘道館の梅 6
白い塀と白梅
(2009.1.25 撮影)

弘道館の梅 7
この付近はまだ開花していないようです
(2009.1.25 撮影)

弘道館の梅 8
白梅がチラホラと咲いています

(2009.1.25 撮影)

弘道館の梅 9
独特な曲がりの香てん梅が見頃です
(2009.1.25 撮影)

弘道館の梅 10
屋根瓦と白梅

(2009.1.25 撮影)

弘道館の梅 11
地を這う幹  地面と同化しています

(2009.1.25 撮影)

弘道館の梅 12
どこから養分を摂るのだろう?たくさんの蕾をつけています

(2009.1.25 撮影)

弘道館の梅 13
孔子廟北側の白梅が見事に咲いています

この付近で目立つ開花はこれ1本のようです
(2009.1.25 撮影)

弘道館の梅 14
孔子廟西側の紅梅が少し咲いています

咲いている梅は八重寒紅
(2009.1.25 撮影)

弘道館の梅 15
八卦堂付近では紅梅が少し咲いています
この中に弘道館記碑がおさめられています

(2009.1.25 撮影)

弘道館の梅 16
この梅も地面と幹の区別が分かりません
驚く生命力です

(2009.1.25 撮影)